News Letter  98号

シニアネット長崎 Senior Net NAGASAKI
                                           
                                                            2009.6.16発行 

平成21年第1回研修会
迷惑メール対処法

 平成21年度の第1回研修会「迷惑メール対処法」が614()57名の参加で行われました。
 講師は江原邦宏氏でした。

迷惑メール(スパムメール)は通常ウィルスメールは含まないが、ウィルスメールの方が被害が
 大きいので
ここでは一緒に考えることにしました。

1.迷惑メール(ウィルスメールを含む)の脅威は次のようなものが考えられる。

(1)パソコンが正常に動かなくなる。
(2)情報が漏洩する。

 
(3)パソコンが遠隔操作される。
(4)ネット詐欺にあう。

(5)悪質なサイトから攻撃を受ける。
(6)不必要なメールが大量に送られて来る。

2.ウィルス感染を防止する方法は

  

(1)ウィルス対策ソフトを導入する。
 (ただし万全ではない。検知されない場合がある)

(2)自分の身に覚えの無いメールはプレビューもしない。
 (もちろん開かない)また完全に削除する。
    
     
プレビューしない方法は、 OutlookExpressの場合
  メニューの表示>レイアウト>プレビューの
チェックを外す。

(3)USBからの感染を防ぐため、外部メモリを自動起動しない
 ようにする。
その後ウィルスチェックする。

3.スパムメールの対処法

(1)基本的にはウィルスメールと同じように、開かずに削除する。
(2)スパムメールを識別する爲にプロバイダの迷惑メール対策を利用する。
 (大抵は無料)

(3)Gメールを利用する。(Googleが識別してくれる。)
(4)SpamFighterを利用する。(無料のものもある)

(5)スパムメールには決して返事をせずに無視する。
 (配信停止の返事もしてはいけません。また電話もしないように。)

(6)スパムメールも必ず表題・送信者は見るようにする。
 (必要なメールがスパムとされることがある)

(7)できれば11回はメールを開くようにする。削除するメール(スパムメー
 ル)が多いと、よくチェックせずに削除してしまい、必要なメールを削除
 する可能性がある。


(8)送信者名はなるべく日本語にする。(探すときに速く探せる)

4.その他

  

(1)送り先がお互いに知っている場合はCCで送る。
 (誰に送った分かるので転送等をしないで済む
。)

(2) 送り先がお互いに知らない場合はBCCで送る。
 (知らない人にアドレスを知られないように)

(3)添付ファイルがワード・エクセル等でマクロがあるとウィルス
 と判断される場合があるので、注意が必要である。

 (事前に連絡して相手のセキュリティレベルを下げてもらう等が必要となる。)
 (オフィス2007の場合はPDFにして添付する。)

(4)ワンクリック詐欺の例として請求画面がウィルスを除去しても消えない新手口が
 紹介された。システムの復元で回復するようである。

 対処法は不必要なクリックはしない(特にアダルトサイト等。)
 又、決して電話もしない。

 (どうしても
必要な場合は公衆電話等を利用するとこちらの電話番号が
  相手に分からない)
 

(5)USBウィルスの例としてtel.xls.exeはウィルスソフトで検出できたが
 後遺症が残った。
(USBをフォーマットすれば回復した。)


図出典:Microsoftホームページ

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