それらの写真は、一枚,一枚,手で色付けられた美しいものが多くあり,まるで浮世絵を見るようです。
また当時,長崎にはこんなにも多くの美しい洋館があったのかと,驚かされるほどでしたが、それが現在はまったくといっていいほど、姿を消してしまっているのは、かんがえさせられるものがあります。この絵葉書が、これからの長崎の街並み、街作りのための提案になればと、先生はおっしゃいました。
また、これらの絵葉書には、当時の穏やかな、さりげない国際性があらわれており、わずか百年の昔、外国との交流で繁栄した街、その昔の長崎にタイムスリップしたかとも思える講演でした。