News Letter 37号

シニアネット長崎 Senior Net NAGASAKI        

2006.6.22発行


 

 

旅サロン・デジカメ同好会合同 第2回さるく会

 

6月15日(木)9時50分の集合予定の30分以上前から集合場所の

道の駅「夕陽が丘 そとめ」に続々集まり、定刻には全員30名が集合しました。

心配された天気も朝には雨も上がり絶好のさるく日和になりました。

外海文化愛好会の松川さんと西村夫妻の案内で直ぐ脇の遠藤周作文学館に入り、まず文芸員の何故

外海(現在は長崎市)に文学館が出来たかの説明を聞き館内を見学しました。

次に出津(しつ)文化村に回り外海歴史民族資料館に行き古い農漁村の道具、池島炭坑の資料、

隠れキリシタンの資料等を見学し、ド・ロ神父記念館に回りました。

ド・ロ神父記念館では88歳のシスター橋口ハセさんが、120年前フランスから輸入した

ド・ロ神父ゆかりのオルガンを演奏し、シスターとシニアネット長崎の往年の女声合唱団達による

賛美歌の合唱に心を打たれました。

その後、旧出津救助院で製粉、機織り、マカロニ等の製造のための機械等及びド・ロ壁を見学しました。

最後に、出津教会を見学し午前の部は予定時間を超過するほどの楽しいさるく会になりました。

黒崎町のレストラン「波矢司」(はやし)で昼食を摂り、午後は希望者のみ参加となっていましたが、

結局全員参加することになり、最初に途中にある「祈りの岩」を通り、サン・ジワン神父を祀る枯松神社に向かいました。

枯松神社は明治以降に建立され、周辺はキリシタン墓地になっています。

最後にステンドグラスが美しいレンガ作りの黒崎教会を見学し午後3時頃現地解散となり

楽しい1日となりました。

次回、第3回さるく会は7月13日(木)14時から深堀地区の予定です。

スタート前の説明

道の駅「夕陽が丘 そとめ」の休憩室にて、幹事より本日のさるく会の説明とガイド諸氏の紹介が行われた。

 

「夕陽が丘 そとめ」展望所

ガイド役の松川氏から、その昔、佐賀藩と大村藩の領地が複雑に入り組んでいた外海地区の全貌を紹介。

遠藤周作文学館

遠藤氏の代表作『沈黙』は、外海を舞台に描かれた。この文学館は遠藤氏がキリシタンの里である外海の景観を気に入っていたことから、平成12年、夫人の協力を得て設立された。

遠藤周作文学館から出津文化村へ

移動は8台のマイカーに分乗して安全運転で・・・。

外海歴史民族資料館

マリア観音など隠れキリシタンの資料に興味津々。

石碑

「東 大村藩  西 佐賀藩」の文字が読める藩境を表す石碑。

ド・ロ神父像

明治12年(1879年)に外海の主任司祭として赴任し、深い人類愛をもって、人々の魂と肉体の救済のため外海に生涯を捧げたフランス人宣教師ド・ロ神父。

ド・ロ神父記念館

館内にはド・ロ神父が作成した版画や今でも美しい音色を奏でるオルガンなど神父ゆかりの品々を収め、その偉業を称えている。

オルガン演奏

88歳になられるシスターの橋口ハセさんが、私達のために賛美歌「いつくしみふかき」を演奏してくださった。
シスターの演奏に合わせ、私達の元女声合唱団の合唱が始まる感動的なシーン。

ド・ロ神父愛用のオルガン

120年前にド・ロ神父がフランスから取り寄せて愛用したオルガン。

ド・ロ壁

自然石を重ねて間に赤土と漆喰を混ぜたアマカワという接着剤で固めたド・ロ神父考案の工法。
「泥壁」ではない !

旧出津救助院跡から出津教会へ

旧出津救助院跡から出津教会へ向かう人の列。
日差しが戻り、暑くなってきた。

シニアネット長崎の手製の旗を振る会員。

出津教会礼拝堂

明治15年(1882)、ド・ロ神父の設計施工で建てられた教会。
台風の被害を避けるため、天井の低い設計となっている。

出津教会全景

懺悔が足りなかったのか、会員の一人がウンチを踏んづけた。

沈黙の碑

外海歴史民族資料館の側にある「沈黙の碑」。
「人間がこんなに貧しいのに主よ海があまりに碧いのです」と刻まれている。

昼食会

黒崎町のレストラン「波矢司」(はやし)での昼食会。
席上、次回の第3回さるく会は、7月13日(木)深堀地区で行うとの予告あり。

祈りの岩

枯松神社に登る途中にある「祈りの岩」。
隠れキリシタンが、オラショの伝承をこの岩の陰で行った。

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枯松神社

日本人伝道士バスチャンの師、サン・ジワン神父を祀るキリシタン神社。

枯松神社の祭壇

祭壇の扉を閉めると、月・太陽・雲・十字架の絵が現れる。

 

黒崎教会

明治30年(1897)にド・ロ神父の指導で敷地を造成。
大正9年(1920)に信徒の手でレンガ造りの教会が完成した。

黒崎教会の礼拝堂

こちらの教会は天井も高く、ステンドグラスが美しい。

 

 

  

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