旅サロン・デジカメサロン合同
第15回展覧会鑑賞とグルメのツアー
12月6日(日)、旅サロン・デジカメサロン合同「第15回展覧会鑑賞とグルメのツアー」が開催されました。
今回は、日蘭通商400周年を記念して長崎歴史文化博物館にて開催中の「日蘭通商400周年記念 阿蘭陀とNIPPON展」を学芸員の平岡さんの解説で鑑賞した後、古町の「新富」にて食事会を行いました。
また今回は初めての日曜日の開催でしたが、都合がつかない方が多く、17名の参加者でした。
今年は徳川幕府がオランダに貿易許可証としての「朱印状」をはじめて発行してからちょうど400年目にあたりますが、日本とオランダの交流の歴史を、両国の博物館が所蔵する美術工芸資料、歴史・考古資料などを通して再認識できた観賞会でした。
12時から1階ロビーで記念撮影をし、徒歩にて食事会の会場の「新富」に移動しました。
食事会の席上、次回の「さるく会」を1月26日(火)に大村地区にて開催することを取り決めました。
皆さん、ご協力有難うございました。
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展覧会のポスター |
ロビーには早くもメンバーの姿が・・・ |
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続々と集まるメンバー |
幹事のご挨拶「今日の解説者は平岡さんです」 |
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3階の会場入り口へ |
「入場券をお願いします」 |
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「東京駅八重洲口の八重洲は、オランダの宣教師ヤン・ヨーステンの屋敷が在ったことから名付けられています」 |
「徳川家康の朱印状。これがなかったら、今の長崎はありません。この朱印状は複製ですが、16日から本物の朱印状が展示されます」 |
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「将軍に拝謁するために参府の途中掛川にて倒れたオランダ商館長ヘンミィの墓碑の拓本です。なんと、改名や位牌も残っています」 |
「当時のアムステルダムと江戸のトイレです。中国製磁器と木製で、当時の文化の違いが良く判ります。これと同じ磁器がインドではコメを研ぐのに使われていました」 |
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「オランダの著名な画家レンブラントは日本製の和紙も使って絵を描いており、長崎の画家若杉五十八は西洋のキャンバスと絵の具を使って油絵を描いています。日蘭の交流の深さが良く判ります」 |
「ヤポンス・ロック(日本の着衣)と呼ばれた着物が大流行していました。インド製の模造品まで造られたほどです」 |
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「オランダの剣と盾ですが、剣の鞘はサメ皮に漆、盾はサイの皮に漆が塗ってあり、漆は当時の日本の象徴でした」 |
「ケンペルに資料を提供した今村英生のあだ名はキツネ。その直系の子孫の方が長崎に居られますが、そっくりのキツネ顔をしておられます」
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「シーボルト家紋章入りの裃(かみしも)です。家紋には手術用のメスが描かれており、代々医者の家系であることを表しています。この裃をシーボルトが着用していたかどうかは分かりません」 |
「佐賀武雄の鍋島茂義は蘭学導入に貢献しました。<顕微鏡で見た雪の結晶をデザインした>と木箱に銘のある茶碗も残っています」
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「この絵は喜劇の舞台を描いたもので、右端の男性は久し振りに東洋からオランダに帰って来て、オランダがすっかり東洋趣味に侵されているのにカルチャーショックを受けている様子を描いています」
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昼食の「新富六角重」1,680円 |
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燗酒を美味そうに飲んでいる方もいました |
ハイ、チーズ!
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写真提供は道下氏
展示資料の写真は博物館資料より
写真と説明文は必ずしも一致していません