News Letter 91号

シニアネット長崎 Senior Net NAGASAKI        

2009.02.20発行

 

 

 

旅サロン・デジカメサロン合同
第11回展覧会鑑賞とグルメのツアー

2月19日(木)旅サロン・デジカメサロン合同「第11回展覧会鑑賞とグルメのツアー」が開催されました。

今回は長崎歴史文化博物館にて開催中の「吉村作治の新発見!エジプト展」を学芸員の一ノ瀬さんの解説で鑑賞した後、魚の町の「茶房膳所 なつめ」にて「わっぱめし会席」の昼食会を愉しみました。

当日はあいにくの雨模様でしたが、過去最高の32名の参加者で賑わいました。
1階ロビーにて幹事の挨拶のあと、ギャラリートークをしてくださる長崎歴史文化研究所研究員の一瀬勇士さんが紹介されました。

10時30分から約40分間ギャラリートークを楽しみ、そのあと12時まで自由閲覧をしました。

一瀬さんは大学を卒業したばかりの24歳の最年少の研究員ですが、歯切れの良いトークがポンポン飛び出し、次から次に紹介されるエジプトの歴史の裏話に皆さん興味深く聞き入っていました。

今回のギャラリートークの中で、特に印象に残る話を紹介しておきます。
・イシス女神はオシリス神の妹であり妻であった。(エジプトの王族は近親結婚が普通であった。)
・ミイラを造るため、遺体の脳と内臓をヘラ、針、スプーン、ピンセットなどの医術用具を使って取り出した。(心臓だけは遺体の中に残された。)
・取り出した脳、腸、胃、肺などの臓器は別々の大理石製のカノポス壺に収められた。
・ミイラの正体を明確にするため、金箔の銘板がミイラの包帯に結び付けられた。
・アメンヘテプ3世のスカラベは凍石製の「ふんころがし」の彫刻で、丸い糞を太陽に見立て、太陽を支配していると考えた。
・セベクハトの箱型棺は日本と同じ北枕に安置されており、棺の東側面に両眼の絵と、魂が通る扉の絵が描かれている。
・チャイの人型棺と子供の箱型棺は吉村隊によって偶然発見された未盗掘の親子ミイラの棺。
・クフ王の第2の太陽の船は電磁波地中レーダーによって発見された。
・ダハミュール北遺跡は1996年に人工衛星の画像解析をして発見された。
このように、面白い解説が沢山紹介されました。

12時より1階ロビーにて記念写真を撮り、徒歩にて会食場所の「なつめ」に向かいました。
今回の昼食はメニューに無い特別料理の「わっぱめし会席」でしたが、量質共に素晴らしく、なかなか好評でした。

一瀬研究員の挨拶
一瀬研究員の挨拶
一瀬研究員の挨拶
一瀬研究員の挨拶
三階の「エジプト展」入り口に向かう参加者

閲覧後一階ロビーにて一休憩

閲覧後一階ロビーにて

一階ロビーの「エジプト展」ポスター
昼食会場「なつめ」入り口

食事会

食事会

食事会

店内のカウンター

会席料理の一品

演出も器も愉しめた

会席料理の一品

店名にもなっている 棗(なつめ)に入っている塩辛

会席料理の一品

蕎麦も美味しかった

会席料理の一品

えびのすり身のハトシ

会席料理の一品

鯛と水イカの刺身。
ごまダレに浸けて戴く。

昼食会

会席料理の一品

里芋の田楽の上に牡蠣のフライが載っている。
里芋は皮まで食べられる。

会席料理の一品

豪華な椀に入ったスープ付き煮物。
蕪が美味しかった。

会席料理の一品

最後は、「なつめ」の看板料理の「鯛わっぱめし」で締めくくられた。

 

  

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