News Letter 119号

シニアネット長崎 Senior Net NAGASAKI        

2010.06.20発行

 

 

 

旅サロン・デジカメサロン合同
第18回展覧会鑑賞とグルメのツアー

6月17日(木)旅サロン・デジカメサロン合同「第18回展覧会鑑賞とグルメのツアー」が開催されました。

今回は長崎県美術館にて開催中の「山下清展」を学芸員の川瀬さんの解説で鑑賞した後、出島町の「つくし」にて「桜花堂コース」の昼食会を愉しみました。

当日は梅雨の中休みの夏を思わす日照りが照りつける蒸し暑い日でしたが、26名の参加者で賑わいました。
2階ロビーにて幹事の挨拶のあと、ギャラリートークをしてくださる学芸員の川瀬さんが紹介されました。

10時30分から約30分間ギャラリートークを楽しみ、そのあと12時まで自由閲覧で山下清の世界を心ゆくまで楽しみました。

企画展の隣の常設展示会場にはスペインのプラド美術館所蔵のエル・グレコの名画「聖母戴冠」が展示されており、こちらの会場にも皆さん足を運び、門外不出と言われる名画と間近に対面することが出来ました。

12時より1階正面玄関にて記念写真を撮り、徒歩にて会食場所の「つくし」に向かいました。
会食場ではいろいろな話題で話が弾み、定刻の1時半頃お開きとして、解散しました。

次回は、8月24日(火)に長崎県美術館にて「長澤英俊展」を鑑賞する予定です。

会場の美術館正面玄関。
会期も残りあとわずかとなり、団体見学客が多かった。
1階受付で入場券を求める参加者。
2階ロビーには、早くも大勢の参加者が集まっている。
館長さんも通りかかりにご挨拶。
そろそろ開会間近。
幹事のご挨拶。
本日のギャラリートークをしてくださった学芸員の川瀬さん。
川瀬さんの先導で、山下清展会場へ。
後に続いて会場に入る参加者の皆さん。
山下清が放浪の旅に出た理由は、兵役回避と学園になじめなかったこと。
清は平和を願っていました。
放浪中は一切作品を作っていません。
作品はすべて放浪から帰って来て、記憶を思い出しながら作成しています。
この「ともだち」は、清の作品としては大変珍しい人物画です。
男の子は清自身、女の子は初恋の人か?と言われています。
この作品には、古切手が使われています。
未完成の作品から制作の順序が判ります1.下絵を描く。
2.ブロックに分けて、端から埋めて行く。
リュックの中身は、着替えと茶碗と箸と護身用の石ころでした。
放浪日記。
文章が長くダラダラと続いている。
何故?と訊くと、清の答えは「だって、しゃべるときは、点とか丸とか言わないだろ?」
オランダ万才の絵皿は、清が波佐見で作ったもの。
有名な「長岡の花火」の細い線には、コヨリが使われています。
「長崎の景色」の背景の稲佐山の稜線が左右逆向きになっていますが、これは、メインのグラバー邸が右端に描かれているので、稲佐山の山頂が同じ右側に来ると右側が重くなりすぎるため、清が意図的に稜線を左右反対に描いたものです。

この絵「グラバー邸」の左右に展示されている「長崎の景色」と「長崎風景」の二つの絵は清の絵の中では最大のサイズのものですが、これらの絵は、十八銀行から依頼されて作られたものです。

ペン画「東海道五十三次」の一番目は二重橋ではなく、皇居前広場になっていますが、これは清が二重橋の構図が絵として気に入らなかったからです。

出口の売店で物色中の参加者たち。
食事会の会場「つくし」入り口。

「つくし」1階のカウンター。

本日のメニューの「桜花堂弁当」。

食事会

食事会

食事会

食事会


写真提供:道下 保氏

  

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