News Letter  123号

シニアネット長崎 Senior Net NAGASAKI
                                           
                                                    2010.10.30発行 

第19回展覧会観賞とグルメのツアー




<展覧会観賞>

10月28日(木)に 第19回展覧会観賞とグルメのツアーが開かれました。


今回は、長崎歴史文化博物館で開催中の「実録 坂本龍馬展」を学芸員の深瀬さんの解説入りで観賞しました。

この展覧会では、2010年NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放送と連動して、高知や長崎、京都などに伝わる龍馬の遺品や書簡類、幕末の騒乱を伝える200点以上の歴史資料などで構成しながら、坂本龍馬の波乱に満ちた生涯を浮き彫りにしています。
龍馬の貴重な歴史資料の本物を直に観ることが出来、感動に満ちた観賞会でした。

<山内容堂愛用3品>
@ギヤマン杯(伊丹酒を愛飲) A蒔絵地球儀 B緋羅紗地数珠文陣羽織

<武市半平太の「笑泣録」>
切腹を覚悟の獄中でこのような書が描けるのは、余程胆の座った人物。

<平井収二郎の爪書>
紙に爪で辞世の句を残している。

<勝海舟江戸開城図>
足元の葵の紋の瓦と後ろの抜刀した武士が勝海舟の揺れ動く心の中を表している。

<近藤長次郎遺品>
元々饅頭屋であった長次郎が武士扱いの切腹を命じられる。その因は不明。

<薩長同盟を歌った木戸孝允の都都逸>
「うめと桜と一時に咲きし さきし花中のその苦労」

<馬関彦島沖測量図>
この図は、実は狩野芳崖の若いころの作品

<龍馬が見た長崎の居留地風景>
この図は、NHK大河ドラマのCGアニメに使われている。
グラバー邸、大浦天主堂、小曾根家、出島なども描かれている。
出島にスイスの国旗が描かれている。当時、航海用の時計はスイスから輸入されていた。

<海援隊士の雑記帳>
「ロフポーション 媚薬 ホレクスリ」とあるのは、英語と日本語の対比を書き留めたもの。

<龍馬の船中八策 新政府構想>
「○○○自ラ盟主ト為リ」とあるのは、龍馬が沢山の人にこの構想を配るため実名を入れなかったものと思われる。これは龍馬が暗殺される直前に書かれており、この書が暗殺の引き金になったと思われる。





<食事会>

展覧会観賞会終了後、近くの上町の喫茶&パブ「銅八銭」に移動して食事会を愉しみました。

この店は昭和51年創業の老舗で、オーナーの奥様手製のハンバーグの美味しさが評判の観光客にも人気の店で、その店名の「銅八銭」は、むかし落花生のことを「銅八銭」と呼んでいたことから由来しています。

   
   
   
   
   
                                   ( 写真提供 道下氏)
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