News Letter 172号

シニアネット長崎 Senior Net NAGASAKI        

2013.04.28発行

 

第33回展覧会鑑賞とグルメのツアー

今回は長崎歴史文化博物館にて公開中の「和ガラスのきらめき展」を4月25日(木)に学芸員の植松さんの解説入りで24名のかたが鑑賞しました。

本展では、神戸市立博物館に寄贈された8,000点にもおよぶびいどろ史料庫コレクションの中から、約100点の名品を厳選公開したもので、また、現在行われている長崎びいどろの復元や、歴史文化博物
館が収蔵する作品もあわせて紹介されていました。

江戸時代から明治前期の日本製のガラス.和ガラスは、ポルトガル語でガラスを意味する「びいどろ」と
総称されています。

鉛を多く含む中国の製法を起源とした「びいどろ」は、17世紀後期の長崎で製作がはじまったと考えられ
ています。

江戸時代後期から明治初期の和製切子は、鉄棒などの棒状工具に水溶き金剛砂をつけ往復研磨の手作業でカットされていました。これを手彫り切子と呼んでいます。鹿児島では藩をあげて製作に取り組んだ。神戸.大阪も製作していたそうです。

びいどろ細工のいろいろで、「ブレス(型押し)」、溶けたガラスを引っ張って棒や管をつくる「引きもの」
「ビーズ細工」、型に流しこんだ板を磨いて、平滑にする「平滑」、ガラスの塊に彫刻を施す「丸彫り」など
多様な技法が見られました。

食事
「和ガラスのきらめき展」を鑑賞したあとは、お酒落な創作料理で人気の洋食レストラン「雨ふり道玄坂」で昼食会です。




                              写真提供 道下氏 : 増山氏

  

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