News Letter 175号

シニアネット長崎 Senior Net NAGASAKI        

2013.06.22発行

 

第34回展覧会鑑賞とグルメのツアー

今回は長崎県美術博物館にて公開中の「山本二三展」を6月20日(木)に学芸員の川口さんの解説入りで28名の方が鑑賞しました。

本展は、日本アニメ界の第一線で30年以上活躍する山本二三氏の画業を、数々の名作の背景画、スケッチ、イメージボードなど約200点で紹介する過去最大規模の個展で、長崎市の名所を描いた新作や、ライフワーク「五島百景」の一部も初公開されていました。

会場には、「天空の城ラピュタ」「火垂るの墓」「時をかける少女」など山本二三氏が美術監督を手掛けたアニメーションの原画が沢山展示され、壁には代表的な原画の拡大写真が貼られてあって、原画が映画のスクリーンサイズに拡大されたときに如何にその風景に引き込まれ、癒される効果が発揮されるかが良く理解できました。

全体を通して、山本二三氏のアニメーション画の特徴は、光と影の表現の素晴らしさと、箪笥の取っ手が古く白くなっていたり、敷居がすり減っていたり、路地の塗り壁の一部が剥げ落ちていたり、実生活で目にする風景を忠実に再現している処から観る人の心を癒す力にあると感じました。

川口学芸員のお話では、普通のアニメーション画家が描ける枚数は1日に2〜3枚程度ですが、山本二三氏は1日に200枚ものアニメーション画を描かれるのだそうです。その作業は、正に職人技だそうです。



食事
「山本二三展」で癒されたあとは、大浦町のホテルモントレのレストラン「アマリア サロン」で昼食会を開きました。




                              写真提供 道下氏 : 檜原氏

  

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